2016年5月1日日曜日

【海外就職】フィリピンでYOYOというスタートアップに転職して1年が経ちました。




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YOYOという、
フィリピンに開発拠点を構え、フィリピン・インドネシア・ベトナム・インドにロックスクリーン広告アプリを展開するスタートアップに転職して、


あっという間に1年が経っていました。

(あと、気づいたら最年長になっていました)


私たちは多国籍軍団と言いますか、
日本、フィリピン、インドネシア、ベトナム、インド、韓国という様々な国籍で、

宗教もさまざま(カソリックだったりクリスチャンだったり、厳し目のムスリムとそうじゃないムスリムだったり、無宗教だったり)、

母国語もみんなバラバラ(共通はもちろん英語)、

いろんなカルチャーにまみれながら、

毎日ドキドキハラハラしながら楽しく働いています。


※初めてお越しの方は自己紹介ページもどうぞ。たぶん他に類を見ない自己紹介なので。




この1年でやったこと






ざっくり書くとこんな感じ。


1. 開発案件のディレクション(〜9月)
→ディレクション自体は元々の得意分野なので慣れれば難なくこなせはしますが、スマホのディレクションをキチンとやるのは初と言えば初なので、最初の頃は「apkってなんだっけ」と思い出すところからスタートしました。
スマホに関わる仕事自体、2年か3年ぶりという感じなので、やっぱり感覚がね〜。
あと、Androidのバージョンが気づいたら5とか6、えっ、もう6?みたいな感じで、
自分が最後にスマホアプリに(広報として)関わってた頃は 確か1.6とか2.xの時代だったんで…
時が経つのは早いですね。



2. QAチームの立ち上げとプレイングマネージャー(11-3月)
→この規模の会社でQAが専属で必要なのか正直わかりませんでしたが、
 「テストやってから出そう」と言い続けた結果QAチームが発足することになり、予期せぬバグ発見の才能だけは無駄にある私がチームの下地作りとプレイングマネージャーみたいなことをやっていました。3月にQA10年選手が入社して、やっと手離れしました。



3. 各国CSを「チーム」化(5月)
→入社して一番最初に思ったのは「CSの声がちゃんと届いていないなぁ」。
わかりますよ。エンジニア(以下、dev)からしたら耳が痛いんですよ、CSの話って。
CSはCSで「お客さんがhogehogeできないって言ってる」という言い方しかしてないしそれでわかってくれるだろうと思って言ってたようなんですが、
devは
「俺の環境だとhogehogeできる」とスルーだったり、
「それ他の国でさんざん言われているから今やってます」とカチンと来たりね。

なので、CSに対して

「CSってものすごく大事な仕事でね、ほにゃららでね」 と多少おだてつつ、「私が『お腹痛い』と言っても、それだけじゃ胃が痛いのかウンコしたいのか便秘でツライのか生理痛なのかわからないでしょ?それと同じでね、devもね、ちゃんと言ってあげないとわからないんだよね」
とみたいな話をしたり、

また、国別メンバーそれぞれが情報共有することで済む話も多いにあったので
(一部メンバーはリモートなので、情報共有もなかなか難しかった)、
定例を開催したり経験者が若手にあれこれ教えてあげたり…

というような文化の土壌を作りました。

女の子どうし仲良くなれば
「アイツ話聞いてくれなくてムカつく!ムキー!」
「わかるー!」
「でぃばー?」
「ていうかさ、今年の社員旅行の行き先どこだろうね〜?」
「アニラオ行きたーい♡」
と自分たちでガス抜きもできるしね。



4. QAとCSのマネージャー(2-3月)
→マネージャーというよりは、親戚のお姉さんもしくは、お母さん、みたいな感じでした。
一度も会ったことのない子(@ジャカルタ)とhangoutで 1on1するだなんて、最初の数回は難易度が高かった…



5. 韓国市場調査(6月)
→実は韓国に競合アプリが多いので、韓国語のニュースを調べて社内にシェアしたり、
と、まぁそれだけなら全然いいんですけど
(韓→日の翻訳なら難なくこなせるので)
(韓→英も少しずつやるようになった)
去年の6月はソウルに行って業界関係者や競合他社に会っていろいろ話を聞かせてもらったり、弘大入口駅で街頭インタビューみたいなことをやったり
(30人くらいゲットしたかな)
今思い出したらハードな出張でした(笑)

余談ですが慶福宮近くで食べたサムゲタンが美味しかったです♡



6. スクラムお母さん(10月〜今)
→と言ってもウチのやり方はスクラムの正式なやり方ではないんですけどね。
10月にスクラムおじさんスクラムマスターが日本からやってきて、導入支援その他もろもろアドバイスなどなど手厚く面倒見てもらい、それを引き継ぐカタチで私がスクラムマスターのような仕事をするようになりました。
自分のキャリアとしては新しいチャレンジです。

インドリリースの時はかなり苦しかったけど、
それで見えたこともたくさんあって改善策も花開いているようなので
何事もトライアンドエラーだなぁとつくづく思います。


まぁとにかく毎日手探りで、でも答えはないし、
悩みは尽きませんね。
Retrospectiveの前日あたりは「明日か‥」とやや憂鬱にもなりますw

スクラム関連では、そのうち何か別で書くかもしれません。




7. 重箱の隅を突付く系の仕事(最近〜)
→企画チームが作った企画書やQAが作ったテストケースを見て、
「こういうシチュエーションだとどういうことがおきますか?」
みたいなツッコミをする仕事です。
他に、Google Play向けのWhat's newの原稿にツッコミ入れたり。

企画書はともかく、新機能の仕様やテストケースを考える系の仕事は、私が一番経験長いので(何しろ社会人1社目のF時代だから)、自分が作るのが一番早いんですけどね、そうも言ってられないので、
 若い子達が作ったのをレビューして重箱の隅を突っついています。
彼らの成長に期待。


8. 夏休み最終日のお母さんのような仕事(ずっと)
→ スクラム以外もというか、とにかくあれやこれやと、
「日記書いてる?」「算数の宿題は?」「理科は?」
というような夏休み最終日のお母さんのようなフォローアップをしている気がします。
もはや毎日が夏休み最終日です。

他にも、絡まった糸をほぐすような仕事だったり。
意外と多いんですよ。「私は言った」「私は聞いてない」系のミスコミュニケーションだったり、
「私はAだと言った」「えっ、Bだと思ってた」みたいな認識違い。


全員が第二言語で会話しているから起こることもあれば、
スーツvsギークみたいな理由によることもあります。

フィリピン人と日本人が会話してて、

フィリピン人:A案は技術的に無理だからB案で行こう
日本人:OK、Aね
私:えっ

ということがありまして、
「これ!まさにこれ!!」ととても驚いたのを今でもよく覚えています。

余談ですが「can't」を「can」と聞き違えたりするケースもけっこうあるんで、
私はなるべく「cannot」(しかもにアクセント)と言うようにしています。



9. Hangoutに慣れる
→日本語同士の電話ですら苦手な私がSkypeやHangoutを使う日が来るなんて、
最初は嫌で嫌で仕方がなかったんですが、
英語の会話でもだんだん慣れてきました。
多少音が途切れても、前後の流れで補完できるようになるんですね。
慣れってすばらしい。



10. みんなからいろいろ学ぶ
→ざっくり言うと、生涯死ぬまで勉強だよなぁと。
自発的にモチベーションをあげるのが苦手なので他の人の様子から勝手にテンション上げるようにしているんですが、
若い子が往復4時間かけて通勤して一生懸命働くのを見たり、
20代前半の若い子がインドネシアから異国フィリピンに来てがんばってるのを見たり、
日本人が英語で「カルチャーギャップ」に関するプレゼンをするのを見たりして、
「私ももっとがんばらないと」と刺激を受けています。
自分の中で一番大きいのはCOOのゆーじの存在でしょうか。
久々に「圧倒的にかなわない」と思う人に出会い、ワクワクしています。
「すごい人」って会社に必要よね。


2年目に向けて





来年も今のメンバー(プラスアルファ?)と一緒にご飯を食べられるよう、
会社の数字を伸ばすためにがんばるんですが、
それを自分の仕事に置き換えると…


・スクラムなのかアジャイルなのかどういう言葉を使うのが適切なのかわかりませんが、日本語で書くと「開発推進」?
まぁヨウはそういった仕事をもっと深掘りしつつ経験積みつつ、いろいろ試行錯誤。


・そのほか、みんながもっと楽しくガツガツがんばれるよう、若い子たちがたくさん成長できるよう、自分も若い子達ほど伸びしろは無いにせよまだまだ成長できるよう、水面下であれこれ。


・英語、引き続きがんばります。タガログ語のボキャが増えるのに反比例して、英語は衰えている気がします。大丈夫か私…


・タガログ語やその他言語も日常生活の中で少しずつボキャを増やす


・「海外で〜英語で〜」
みたいなミーハーなステージはとっくに終わってしまったので笑
「世界のどこでも働けるキャリア形成」という観点で
自分の市場価値をもっと高めていこうと思います。


そんなところかな。



引き続きよろしくお願いします。




そしてこんなワーカホリックな私を理解してくれる夫へ、
愛してます。いつもありがとう。
家庭と仕事の両立もがんばるよ〜\(^o^)/




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