すったもんだありながら、っていうかTwitter見てた人はご存知の通りだけど、無事アムステルダムに到着。
スキポールという空港。そっこー、海外パケットし放題サービスで「Vodafone NL」に接続。
アムステルダムまで10キロちょい。
場所的にはこのヘン。
詳しい地図で見る
いやー、2時間で着くはずの場所なのに、ものすごく時間がかかった…
あと心労も…
入国審査も、
「どこから来たの?」
「目的は?」
「オランダを出るのはいつ?」
「たった一泊って、何すんの?」
「で、次はどこに行くの?」
「パリにはどれくらい滞在するの?」
「韓国にはいつ戻るの?」
「えっ、日本なの?日本にはいつ行くの?」
ドキドキ…
お願いだから、一泊したらすぐ出るから入国させてください(´Д` )
入国審査が終わって荷物を受け取った時点ですでに15時過ぎ。
予定通り着いてれば、一度ホテルに行ってからアンネの家→Layar→ホテルに戻る、という予定だったけど、位置関係的にあまり時間の余裕もなさそう。
こんなカンジ。 (地図をキャプチャとって、自分で無理やり描いたwww)
アムスには1泊しかしないので、最低限のものだけ手でもち、あとの荷物はスーツケースに突っ込んで、空港のロッカーへ。
忘れないように、ロッカーの場所の写真を撮っといたw
あとで知ったんだけど、日本語のアナウンスもあったw(右上の日の丸マーク)
ちなみに、預けたときに発行されたレシートにあるバーコードで、出すときに「ピッ」とするので、このレシートは必ずなくさないようにしないと…
もうすでにクタクタだったので、バスでアンネの家方面へ。
アンネの家方面のホテルへのバス(みたいなの)があるので、それに乗った。
あ、ウワサのコーヒーショップ…
ここはなんとか広場。
早く着かないかな~と思ったが、どうやら他のホテルに行く人とのあいのりらしく、3箇所を回って最後の最後が私。
iPhoneのGoogleMapで移動経路を見てたら、私のホテルまであと2kmのところで別のホテルに回ってしまったりして、30分ほど時間を無駄にした。
アンネの家に着いた時点で16時。
Layarに行くにも、こっちの人ってあまり残業しないだろうし、もしかして間に合わない?
っていうかそういえば「行っていいですか?」メールに返事来てないし…
ちょっと心が挫けそうになるw
ホテル前まで行こうとするドライバーに「もうここでいいから!」と言って下ろしてもらい、アンネの家へ。
アンネの家のすぐ近くの水路。 この写真だと分かりづらいんだけど、街中がかなりの霧。
無事飛行機が飛んでくれて、本当によかった… で、歩いて1分。
アンネの家。 小学生の頃にアンネの日記を読んで以来、ヨーロッパ行くなら絶対に行きたいと思っていた。
やっと来れた…とホッとしてまたまた疲労倍増w
中のアナウンスはオランダ語と英語のみ。
必死で読みながら、時には素通りしながら、ミュージアム的な施設を経てアンネの実際の隠れ家に。
撮影禁止なので写真はなし。
こんなところで8人もの人が2年間も住んでたんだ… やっと来れた、という万感の思いと、実際の隠れ家を見て、涙。
一人涙する怪しい東洋人を周りから奇異の目で見られながらも、アンネの家をくまなく見回り、眼を閉じていろいろ思いを馳せ、外にでたら真っ暗。
写真はアンネの家の外観。外からは、当時の面影はありません。
さーて。 Layarに直行するか、ホテル行くか。
でも↑の地図の通りどっちみちホテル付近を通るので、先にホテルにチェックインすることに。
アンネの家の近くからトラムでアムステルダム中央駅へ。
そこで別のトラムに乗り換えなんだけど… インフォメーションの人に「この駅に行きたい」って言ったら、「あぁ、歩いていけるわよ」と。
トラム1駅分とはいえ、歩いたら20分くらいするんだけど… 迷って変なところに言ってもシャクだし、ちょっとタクシーは怖かったし、駅からホテルは見えるので、てくてく歩くことに。
すでに真っ暗。
まったく知らない土地。
寒さにプルプル震えながら、時に寒さ打開のために走りながら、ホテルへ。
ホテルは、Moevenpick Hotel Amsterdam City Centreというところ。
4つ星ホテルで、1泊131ユーロ。
4つ星にしては安いなぁと思ってここにした。
あと、Layarに近いってのもあってwww
フロントで「予約しているKangでーす」と伝え、バウチャーの印刷物をスーツケースに忘れたのでiPhoneで画像を見せたら… 「印刷して」と、ビジネスセンターを指差されたw
すいませんww
こういうこともあろうかと、Gmailでやりとりしていてよかったわ。
で、紙を見せたが…
フロントのお姉さんが、眉間に皺を寄せてPCを見つめながら…
「アナタの予約情報はないわよ」
ええええええええ 予約したし!
お金も事前に払ってるし!
しかもこのホテルそこそこ値段したのに!
私:…
フロント:…
最悪の場合、日系のホテル(オークラがあるのは知ってるので)に駆け込もうと思ったけど、フロントの人はこの手のことに慣れてるっぽくて、ちゃっちゃと部屋を確保してくれた。よかった。
で、荷物を置いて、Tシャツをステッカーと最低限の貴重品を持ってLayarに行こうとしたが… ステッカーがない!!!
この旅最大のミス。 せっかくステッカーを渡しに来たのに、大量に持ってきたのに、スキポール空港のロッカーだわ…
半泣きになりながら、ホテル下のタクシーなら安心だろうと思い「ここに行きたい」と伝えたら、「ここなら歩いて近い、この通りをあっちにまっすぐ」と。
5kmくらいあるんですけど… すでに18時。
5km歩いたら19時は過ぎる。
そんな時間、残業している人なんて絶対にいない。
iPhoneでGoogleMapを見ながら、あとはカンでトラムに乗り込んだ。
いやー、ホント便利ね。iPhone。 iPhoneがなかったら、海外パケットし放題サービスがなかったら、この旅は成立してなかったかも。
すでにこんな真っ暗。 たぶんここだろう、という駅で降りた。
適当だなw そして… Layarのオフィス!!! 絶対あの建物!!! 何階に入ってるかわからないけど、絶対アレよ! がしかし、すんなり入れるワケがない。 1Fの受付(18:30近かったけど、まだ受付嬢がいてくれた)にて。
私:こんばんは。日本から来ました。Layarの人に会いたいんですが。。。セイハローだけでいいんですけど。。。
受付:アポは?
私:ないんです…だけどこういうメールは送ってあって(iPhone見せながら)…ほんの数分でいいんです、Layarの人に会うために日本から来たんです!!!Layarの人に「Tonchidot」って言えばわかります!!Tシャツ渡したいんです!!
受付:あらまぁ…ちょっと待ってね。 ………(電話でhogehoge)………
受付:上から、Layarの人がおりてくるからちょっと待っててね。
私:ありがとう!!! 地球の反対側から来た甲斐があるよ!!!
しかも、Layarの中の人から指示が出たっぽく、コーヒーを持って来てくれた。
そしてLayarの人登場!
(後で知ったんだけど)CFOのアーウィンさん。 うわーうわーうわー、Layarの中の人だぁぁぁぁ! 超歓迎してくれた。 見たカンジ帰る身支度っぽいのに、わざわざ一緒にオフィスに来てくれることに。 エレベーターで5Fへ。
日本で言う6F。 1Fが「0」なのね。知らなかった。
そして… Layarのオフィス! (これは、後で「写真撮らせて!」とお願いした時のもの) 左から、CFOのアーウィン、(役職わからないけど)マーティン、コミュニティマネージャーのマリス。
つたない英語で、 Tonchidotの広報です、日本から来ました、旅行でこっちに来てたので、ぜひLayarにも来てみたくてお邪魔しました。Tシャツとステッカーを持ってきてたんだけど、ステッカーはスキポールのロッカーに忘れて来ちゃいました、Tシャツだけでも受け取ってください、そしてよかったらLayarのグッズもください…
などなどと言ったらみんなが超歓迎してくれて、 みんなって言ってもこの時点でこの3人しかいないんだけど、 はるばる日本からTonchidotの人が来てくれて嬉しいよ、セカイカメラは素晴らしいプロダクトだよ、僕たちも参考にさせてもらってるよ、Layarオフィスにようこそ! と言ってくれて、もう今日一日の惨事(飛行機飛ばないかも事件、ホテルチェックインできないかも事件)もあり、感極まって涙。
ちょ、泣かないでよぉ的な反応をされて、 「濃霧で飛行機が飛ばないかもしれなくて、Layar行くの楽しみにしてたのにダメになるかもしれなくて、なんとか飛んだけどものすごく時間かかって、やっとたどり着いたから超嬉しい」 と言いたかったんだけど、「飛行機がものすごく時間かかって」をどう言えばいいかわからなくて、「plane..... long time」と言いながら手で「時間かかったの!」的なジェスチャー… アホ丸出しすぎて恥ずかしくて、イッキに涙がひいたwww
オフィスを案内してくれた。 手前の木の板はMTGスペース。
奥の左側がCXO陣のブース。写真に写ってない右側がプロダクトマネージャーやエンジニア。 後ろ側はデザイナー陣のブース。
このMTGブースのガラスになんと!電脳コイル!!
日本のアニメがなんで?と聞いたら、
「僕たちは電脳コイルに超インスパイアされてるんだ」と。
こちらはフランスのNetexplorateur(世界を変える インターネット技術のTOP10)という賞の像。
セカイカメラも2009年度に表彰されてるよ。(ご参考 その1、その2)
「明日の朝ならCo-Founderもいるから、ぜひまた来てほしい。なに?タリスが11:30発だから時間がない?全然間に合うよ、大丈夫。アムステルダム中央駅までトラムで5分、そこからスキポールまで15分だから。9:30にまた来て!」
ということで、翌朝もまた来ることに。
で、Layar Tシャツとステッカーをもらった☆
ていうか、マーティンが私のiPhoneにLayarシールを貼ったw
iPhoneがLayarPhoneになった、超クール!
と言ったら、「でしょ?」とww
吹出しの「Amsterdam!」は、通常好きな文字を書いてもらってるんだ、とのことで、じゃぁ「アムスに来た記念っぽい文字にしようかな」と言ったら、マーティンが書いてくれた。
そして、みんなと記念撮影。
突然ノーアポ(メールしてたけど、そのメールはロクに見てないっぽい)で現れた東洋人、しかも英語が全然できない私に、とにかくみんな優しかった。
私に分かりやすく、ゆっくり、分かりやすい英語でしゃべってくれた。
超嬉しかったなー。
がしかし、自分的には、こんなんじゃ海外で仕事なんてできないや。がんばらなきゃ!
という感情もフツフツと。
今からじゃ遅いかもしれないけど、でも何もせずに40才迎えるよりは、何年かかるかわからないけど努力して、40才の時には英語で仕事できるようになっていたら素敵じゃない?
40才ならあと8年ちょいあるしw
あ、35才を目指した方がいいかな…?
アンネの家→ホテル→Layarの行程はこういう感じ。
次のエントリへ:2010.12.06 ヨーロッパ旅行5日目 後編 アムステルダムの夜
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