史実のままなので、ネタバレもクソもないから思ったことをそのまま書く。
というか、史実を多少知らないと、登場人物の重要度があまりわからないかもしれない。
主にフィデル、ラウル、アレイダあたり。
なので、iPhoneでウィキペディアのチェ・ゲバラのページを見ながら映画を見た。
■内容について
事実関係に基づき、ものすごく淡々と進む。
「28歳の革命」は、チェ・ゲバラがアメリカに行き、現地の人にインタビューを受けながらの回想風。
革命の成功が、ものすごくドラマチックに行われるのかと勝手に想像してたけどそうでなくて、あまりに淡々すぎてあっけなかった。
ドラマの見すぎか。
ちなみに、物語の後半に登場する女性が、いずれ二人目の嫁となる「アレイダ・マルチ」で、「39歳 別れの手紙」では家族として登場する。
「39歳 別れの手紙」は、フィデロ・カストロがゲバラからの手紙を読み上げるところから始まり、次にアレイダ・マルチとゲバラが自宅で最後の晩餐を過ごし、ゲバラはボリビアに潜入。
そしてその日から◯日目、◯日目、、、、という感じで進む。
日付の進行と共に様々な理由で仲間が減っていき、外からも助けもなく、300日あたりになってくると、あぁそろそろイゲラ村(ゲバラが死んだ場所)かなぁとビクビクさせられる。
トントン拍子に進む28歳の革命とは逆で、せつないったらありゃしない。
■スペイン語
舞台がキューバとボリビアで共に公用語がスペイン語。
映画ももちろんスペイン語である。
(ちなみに、映画はアメリカ、フランス、スペインの合作)。
スペイン語はせいぜいスィ、グラシアス程度しかわからないので、字幕をガン見しないと意味がまったくわからない。
たまに出てくる英語がありがたかった(英語も字幕見ないとアレだけど)と。
■革命とはなんぞや
国の未来のために命をかけて、家族や仲間を捨ててhogehoge…というところは、フランス革命(ベルばらの影響)も、ロシア革命(オルフェウスの窓の影響)も、キューバ革命(チェ・ゲバラの影響)も、たぶんどの革命にも共通するところなんだろうけど、革命の是非はおいといたとして、おなじ国の人同士が血を流すのは悲しいことだな、と思った。
注)ゲバラの生まれはアルゼンチンであり、キューバ人でもボリビア人でもないが
■キューバという国について
キューバ自体は、そもそもアメリカとあんなに近いのに社会主義国家が成立しているのが不思議に思うこともあったが、ウィキペディアによると、どうやらキューバは革命後にアメリカとの交渉も模索していたらしい。結局「ピッグス湾事件」をキッカケにキューバはソ連寄りになるのだが。
そういえば朝鮮学校に通ってた頃、キューバの名前はよく耳にした気がする。「北朝鮮とおなじく反米路線な国」ということで。
■オマケ
ゲバラの有名な写真については、ここを参照。
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