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2012年6月16日土曜日

スタッフとして参加してきました 〜 #IVS 2012 Spring 物語〜



@suniです。いつもご覧いただきありがとうございます。

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IVS 2012 Springも無事終わり、地元に帰ってきました。
体力的にはクタクタなんだけど、もらったパワー、得た経験、様々な出会い、大いなる反省のおかげで、心はまだ興奮しています。


「鉄は熱いうちに打て」ということで、いろいろ書き残しておこうと思います。
今回は本当に、いろいろあったな〜ってしみじみ思うので。


さて。
この記事では、ボランティアスタッフ業務について書きます。


去年の札幌からなので通算3度目。学生向けIVSサマーワークショップも含めると4度目です。※ボランティアで行くキッカケになったのはこちらを。


ボランティアなので、IVS自体の参加費は無料ですが、交通費・宿泊費は自腹です。


「スタッフ」なので、聞きたいセッションを聞ける確約はありません。


スタッフには事前に参加者リストが配布されるので、スピーカー以外の方も含め誰が来るのかは事前に把握できますが、会いたい人に確実に会えるかどうかもわかりません。今回も「久々にゆっくり話がしたかったけどかなわず」という人はたくさんいます。「ステージ脇で準備中に目が合って軽く会釈してそれで終わり」とか、「(自分もしくは相手が)急いでたからちょっと立ち話して終わり」「いることは確認しているんだけど、後で探したら見つからなかった」とか。


セッションスピーカーのマイク、無線LAN環境、スクリーンへの資料の投影、これらはステージ担当スタッフが責任をもつ必要があります。
スクリーンと持参PCの表示サイズが合わない場合、それを調整できる必要があります。


スピーカー誘導係は、次のセッションスピーカーを確実に会場に連れてくる必要があります。スピーカーの方が、実は場内で誰かと話が盛り上がってしまい、指定した時間にいないリスクがあるので。


受付係は、企業の幹部クラスの人に粗相のない対応をする必要があります。


私はB会場の司会も兼ねていたので、モデレーターに以下を確認するのも非常に重要です。
・このセッションはオフレコか否か
(ツイートNGならそれを場内にアナウンスする必要があるので)
・終了時刻の確認
(意外と把握していない人が多いので)
・最後にQ&Aやるか
(これを伝えることで、終了時刻を改めて意識してもらえる)
・ビール飲む?
(オマケですが)


Launch Padの登壇者サポートスタッフは、登壇者が万全の体制でプレゼンできるよう、流れの説明やスライドや映像の投影、音声、デモのサポートをする必要があります。スタッフのミスでLaunch Padのプレゼンがスムーズに運ばなかったら、登壇者のチャンスを潰すリスクもあるんです。


朝は7時や8時集合だし、夜は22時頃までパーティ対応があるし、ヘタしたらご飯を食べられないし、体力的にもハードです。


自分の仕事なんてできません。


こんなこと書くと「スタッフってこんな大変な思いしてるんです」のアピールに聞こえるかもしれませんが決してそうではなく、「僕も/私も(一般招待客なんか絶対無理だからせめてスタッフで)IVS行きたい!」「●●さんに会いたいから行きたい!」という連絡をたまにもらうので、「それでもスタッフで来たいか?」という意思確認用で書き残しました。
ただのミーハーでスタッフ業務を疎かにするような人には来て欲しくないから。


これまで私がスタッフに誘ったのは3人いますが、「この人なら大丈夫だし、本人の意志で能動的に動けるし、むしろたくさんのことを持ち帰れる」と思った人です。
まぁ身内贔屓(一人は頓智ドットの元バイト、二人はヤフー時代の後輩)もあるかもしれませんがw


ですから、あまり面識ない人は私からは声かけませんし、お願いされても言い訳作って断るかもしれません。すみません。


※ちなみに「一般招待」で来たい方、私を頼っても無理です。私に招待云々の権限はありません。だからといってむやみやたらとIVS招待者にアタックすると煙たがれるリスクもあります。


スタッフにはスタッフだからこそできること、学べることたくさんがあります。
例えばステージ担当や誘導係であれば、スピーカーと直接話せる機会が必ずあります。IVS期間中、やはり参加者の方々は「馴染みの仲間との再会」「ネットワーキング」で盛り上がっているのでなかなか捕まえるのは難しいんですが、スタッフであれば確実に接触できるタイミングがあるんです。
会場へのご案内のタイミングや、ステージ場でPCのセットアップを行う際、「なかなか会えないあの人」に「ただ視界に入るだけ」で終わるのか、突発的なエレベーターピッチができるか、それはもちろん本人次第ですが、そういったチャンスが必ずあります。


「誰に会いたいか?会って何を伝えたいか?」他のスタッフとそういう話でふと盛り上がりました。まだ20代の若いスタッフがこのような目的意識を持っていることに驚いたと共に、羨ましくもありました。

私自身がこんな素晴らしい機会にスタッフ参加ながら巡り会えたのがつい1年前というのは非常に悔やまれるし、20代前半の人が招待枠で来ていたり、Launch Padで登壇していたり、ボランティアスタッフとして来ていることは本当に羨ましく思います。

というのも、私の20代の頃は「絶対に安定した大企業」「ベンチャーなんてありえない」という考えだったので。
まぁそれはそれで「朝鮮学校出身の在日コリアンだけど、日本の大企業でのし上がってやる。日本人に負けたくない」という反骨精神がありまして。
時代と共に朝鮮学校出身でも日本企業に普通に就職できるようになってきて、国籍の壁もだんだんなくなってきていると実感したし、実際に一部上場企業を二社経験して、「日本の大企業でがんばるのは別に私じゃなくてもいいし、私はもっと違うことを」と思うようになったというか、なんというか。
国籍を北から南に変えて、それまで自分は日本から外に出ることはないと思ってた私がまさに「世界」へのパスポートをゲットして、「世界」に対して目を向けるようになったのが20代中盤。もともと国籍が韓国だったら違かったかもしれないし、そもそも日本人だったらもっと違う人生を歩んでいたかもしれませんが、遅ればせながらありとあらゆる「外の世界」に興味を持つようになりました。


20代の人は、半年に一度IVSで会うたびに、顔つきが変わっているのがよくわかります。うまく言葉にできないんですけど、ただ単純に「大人になった」だけじゃない、いい顔してるんですよね。顔つきもそうだし、目が本当に違う。


もちろん招待枠で来ている人(相変わらず米良さんはキラキラしていた。ただ綺麗になっただけじゃなくて、いい顔していた)もなんですが、学生スタッフの大助やケンタ、しょうへい、宍戸君、マイケルの顔つき、またいあん君ともっち君、前田君は、学生というよりはもはや「社会人」かもしれないけど、学生ベンチャーやってるだけあって、会うたびにいい顔付きしてるなぁとつくづく思います。



長くなりましたね。


最後に。

ステージB担当の4名、矢野君、落合君、田中君、マイケル、本当に助かりました。ステージ担当はほぼ終日ステージにつきっきりになるし気は抜けないし、セッションとLaunch Padの成功を左右するのでプレッシャーも大きく、大変だったと思います。
今回ステージの無線LAN環境を構築してくれた矢野君。正面じゃないから写真載っけちゃったけどいいよね?個人的には一番助けられました。写真はまさに13日の午後、環境構築中の様子。


清水さん、西小倉さん、ケンタ、去年の札幌から合わせて3回目のIVSスタッフ同級生ですねw 三人の顔を見ると安心します。
はりー、Launch Padの時に無茶ぶりしちゃったね。
藤田さん、アンリ君、木下君、要所要所で気を使ってくれて目の行き届かないところをサポートしてもらったり、前田君にiPad持ってきてもらったり、いろんなメンバーに無茶振りしたり、助けてもらったり、レッドブルを差し入れてくれたり、ご飯持ってきてもらったり。
奥田さんに「今回はさほどトラブルもなくてよかったわ」と言ってもらえて嬉しかったです。

もはや書ききれないけど、スタッフの皆さん、本当に本当にありがとうございました。楽しく濃密な三日間でした。また会いましょう!



最後にオマケのような書き方になってしまいますが、IVPのお三方、小林さん、田中さん、小野さん、毎度毎度このような機会をいただき、ありがとうございました。




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