これからフィリピンで物件探しする人の参考になれば幸い。
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1. シティバンクのキャッシュカードの限度額が一日10万円(分に相当するペソ)だった
日本で作ったシティバンク銀行のキャッシュカード、一日の引き出し限度額が10万(フィリピンの場合)で、払おうと思ってた家賃を払えないとわかった時には本当に焦った。シティバンクカードは作っといてよかったとは思うんだけど、こういうトラップがあるとは夢にも思ってなかったわ…
2. 治安は、「ローカル」と、「現地で長く働いている日本人」と、「駐在で来ている日本人」で考えが全然違う
■ローカル→当たり前だけど日本人の感覚はわからない。ブルゴスがヤバいと知った後に「ブルゴスってどういうところ?」と聞くと、「繁華街よねぇ」みたいな返事が帰ってきた。
■現地で長く働く日本人
→人材紹介エージェント(T氏)がL嬢の会社を紹介してくれたので、家決めた際に「Antel Spaに決めました」と報告したんだけど、近所のヤバいエリア「ブルゴス」の件は特に触れられなかった。「なんであんなところ紹介したんでしょうねぇ」というニュアンスの発言はあったけど、会社から遠いから、っていうことだと思ってたが、あとあと考えたら、ブルゴスだったんだろうな…
まぁ家決めたばかりの人に「あのエリア辞めたほうがいいです」とは言わない気もするが…
■駐在で来ている日本人
→会社の人のことなんだけど、「Antel Spaはヤバい、なぜならブルゴスっていうヤバいエリアが近くにあってとにかくヤバい」と教えてくれて、帰りが遅くなったら社用車使っていいことになったり。この価値観の差はなんだろう。ビックリした。入社前にコンタクト可能であれば会社の人に意見聞いておけばここ選ばなかったなぁ…と後悔している。
ただ、「治安」って人によって考え方は違うだろうし、私のコンドだって日本人、韓国人、中国人、シンガポール人、イギリス人、オーストラリア人、などなど外国人もたくさん住んでいる訳で、ここが私にとって危険かどうかは、今のところわからない。
3. 担当者のクオリティが日本基準からすると程遠い
ある程度の覚悟はしていたけど、「日帰りで行く、その日しかない」と伝えていた物件探しの日に5件中2件しか見れなかったのは本当に酷いし、ほかにも約束がスルーされてたり、モノが予定通りに届かなかったり、急に「今日行く」と連絡来たり、複数事項をお願いしても1件ずつしか進まなかったり、とにかくルーズ…(その後その会社の日本人スタッフと知りあえて、色々話聞いてもらって、状況が改善しつつあるところ)
4. 家の前の広場が夜になるとライブ会場になって、うるさくて眠れない
内見に来たとき、広場がフリーマーケットっぽくなってるのは見て知ってたけど、まさか夜な夜なバンドが来てヘタな歌を聞かされるとは思わなかった。広場側に面している部屋の人はなんとも思わないのだろうか…慣れの問題なんだろうか…
もちろんL嬢からはこの話は聞いていない。
5. 「入居前のクリーニング」はロクなクリーニングじゃない
契約当日、正直疲れててL嬢がいる間に細かいところ確認しなかった私もアレなんだけど、あとでいろいろ見たら蜘蛛の巣張ってたりとか、掃除した感じがしない「ホコリのたまりっぷり」とか、なんか、もうね、思い出すだけで疲れた。ちなみにこれ、内覧に来た時の写真だけど、入居した日もこの状態だった。笑った。
ムカついたから目の前のスーパーで洗剤やらデッキブラシやら買って自分で掃除したったわ。
以上を踏まえた上で、、、、まとめると、、、、
海外就職などで、知らない土地で物件を探す人へのアドバイス
まぁ誤算の裏返しなんだけど。1. 家賃を払う前に…
コンドの家賃1年分など、大金を支払わなきゃいけない場合は、「キャッシュカードの一日の限度額を把握する」「可能なら限度額を増やす」「円で持ち込んで現地で両替」などなど、事前に手を打った方がいい。ここに書いた通り、私は契約当日に下ろせなくてかなり焦った。
(日本の)シティバンクにも何度も電話したわ…通話料が恐ろしい…
2. 治安について…
治安のよくない国に住む場合、大変かもしれないけど、前のりしてある程度様子を伺った方がいい。
例えば「入社前にしばらく住んでみる」あるいは「最初の1ヶ月は仮住まいを借りて、働きながら物件を探す」などすれば、治安の良し悪しもわかってくる。
また、会社からせいぜい徒歩10分以内の場所に住むのが無難。特にこの国では「夜に一人でタクシーに乗るな」とも言われるし。
私の場合、セブに留学中で時間がなかったんだよ!というのはまぁ言い訳なんだけど、物件探す際、もう少し時間に余裕があれば今よりいいやり方でいい場所を探せたかもしれない…というのは本当に後悔している。
3. 日本人の担当者を探す
「いれば」の話だけど…
日本人にお願いする方が無難。「治安」「距離」「清潔」「部屋のあれこれ」、とにかくローカルとは価値観が合わない。
就職先の会社に、家の探し方や業者を紹介してもらえるのがベストだろうなぁ。
4. いいと思った物件でも、夜に来て確認してみる
上にも書いた通り、私は日帰りでセブから来たからそんな余裕はまったくなかったけど、もし可能ならば、昼だけじゃなくて夜の環境を知っていた方が絶対にいい。
マカティは、ウチの目の前の広場以外にも、いろんなところから夜な夜なライブやらカラオケやらクラブっぽい音やらが聞こえてくるので、うっかりそんな会場の前だったりしたら大変。18Fの私ですらうるさいと思うくらいだから、低めの階だったらそれこそ爆音で眠れないと思う。
5. 「入居前のクリーニング」は「アテにしない」あるいは「入居日に業者と一緒にちゃんとチェックして、ダメなところは指摘してなんとかさせる」。
もう、この見出しの通り。
そんなこんなでいろいろ大変なんだけど、今では、ベランダでまったりお酒を飲んだりする程度の余裕は出てきた…かもしれない。
以上、誤算だらけのフィリピン・マニラ部屋探しでした。
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