2013年7月31日水曜日

昔住んでたシェアハウスがクローズすると聞いて




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2012年の7月8日から約1年、渋谷区で家賃38000円のシェアハウスに住んでいました。
(その辺の経緯はこの辺参照のこと)
フィリピンに就職が決まったので6月30日で退去したのですが、最近、そのシェアハウスが今月でクローズすると知り、ちょっといろいろ思い出したので書いてみます。
家賃浮かせたい、都心に安く住みたい、一人は嫌だ〜!なんて理由でシェアハウスを探している人の参考になりますように。





■よかったこと
・世代・業種・価値観、とにかく自分と全然違う人と会える
→「あまり前のように使っていたインターネット用語が通じない」とわかったときに、今までずっと狭い業界で生きてきたんだぁと実感しました。

・家に誰かがいる安心感
→毎晩、玄関をあけて「ただいま〜」を言えるのって、意外と大きかったです。特に異国で一人暮らししていると、あの頃の温かみが懐かしくて懐かしくて。

・誰かと一緒にご飯を食べられる
→食べているのはそれぞれが用意(買ったり作ったり)したものなんだけど、それでも(タイミングが合えば)食卓囲んで一緒にご飯食べる相手がいるというのは、今思うととても幸せでした。

・「これ聞いて欲しい」という話をすぐ誰かに聞いてもらえる
→主に愚痴などですがw 誰かに話してスッキリしたり、話すうちにちっぽけなことに感じて、「明日もまぁがんばろっかな」と思えたりしたものでした。
よく、玄関脇の喫煙所でタバコ吸いながら&お酒飲みながら、いろいろ話をきいてもらいました。

・お土産、料理、お菓子等のお裾分けの恩恵に授かれる
→会社勤めしてたら、料理はともかくお土産やお菓子のお裾分けってもちろんあったけど、自分が住んでいる家で、できたてのお菓子をもらったり、おかずをつまんだり、そういうのがものすごく楽しかったです。

・「28人でシェアハウス」という非現実感を味わえる
→「家」という場所に「他人がいる」という非現実感もそうだし、月に一人のペースで誰かがいなくなって新しく人が入ってきて、定期的に知らない人とイヤでも知り合う、というのがとにかく新鮮でした。
もちろん、ほとんど会話しなかった人もいるし、逆に志向が似てて旅行中に海外で待ち合わせして一緒にイベント参加したり、なんて人もいたし、とにかくこれは少人数じゃなくて大規模シェアハウスだったから、というのもあるかもしれません。

・38000円で渋谷区に住める
→そりゃーもう、便利ですよ。電車乗らなくていいんだもん。

・掃除、ゴミ捨てをしなくていい
→掃除は掃除のおばちゃんが週2回来てくれたし、ゴミ捨ても管理人さんがやってくれたので、とても楽でした。


総じて…
今、異国で一人寂しく暮らししてるからか、「たくさんの人とのコミュニケーション」が一番のメリットに思えます。
あまり興味なかったものに興味が持てたり、初めて食べるものがあったり、聞いた話がキッカケで観光地に行ったり、人生の幅も広がったかな。


メリットだけではもちろんありません。デメリットもちゃんと書いておきます。





■イヤだったこと
・風呂あがりにパンイチや全裸で歩けない
→真夏とか、風呂あがりにすぐ服着るのイヤじゃないですか。

・なかなか「一人」になれない
→ドミトリータイプのシェアハウスだったので、自分のベッド以外一人になれる場所がなく、大人しく勉強したかったり、ちょっとボーッとしたい時は外に出るしかありませんでした。たまにヘッドホンしてブログ書いてると「今日機嫌悪いでしょ」なんて言われて無駄に機嫌悪くなった、、、なんてこともありましたw

・とにかく狭い
ドミトリータイプだからですね、個人スペースが全然ありません。私がいた部屋は押入れも収納として使え、かつ月に3000円で個別スペースも使えたのでまだよかった方ですが...1年いましたが、衣替えのたびに実家と荷物を入れ替えていました。実家が電車で1時間の距離だったからできたけど、地方から出てくる人は、通年住むのは大変なんじゃないかな…と他人ごとのように考えていました。


イヤなことはすぐ忘れるからか、今思えばこれくらいしかありません。


■一番の思い出
ノロ事件ですねー。
忘れもしない去年の年末。某「料理長」が2Fのキッチンに『風邪ひいた〜』と言いながら現れて、部屋に消えました。
その数分後だったかな、Kちゃんが『料理長、Facebookにノロとかって書いてるんだけど…』
そこからが大変w
手分けして薬局に買い出し行くメンバー、みんなでいろいろ消毒したりするメンバー、ネットでノロの感染対策について調べるメンバー、その時に家にいたメンバー総動員であれこれして…
私は確かその翌日あたりからスノボだったので、年末年始をノロ疑惑のある家で過ごすことはなかったんだけど、結局あの後誰にも観戦することなく、事なきをえられて本当によかったです。



たった1年、しかもそのうちの数ヶ月は日本にいなかったので、実質は1年弱ですが、楽しく過ごすことができました。
本当に、稀有な体験したと思います。
ペンギンハウスで知り合ったみんな、本当にありがとう。
世界のどこかでまた会おうね。


シェアハウスブームと共に、脱法ハウスだったりトラブルだったり、そういうニュースもチラホラ目に入るようになりましたが、(私が住んでいたところはそういうのとは全然関係ない理由でクローズするらしい。近隣から「夜にうるさい」とたまに苦情が来てたみたいだから、それが影響してるのかも…?)これからシェアハウスを探す人は、どうかいい家が見つかりますように。そして、楽しく過ごせますように。




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