前編が長くなったので、続きはこちら。
某社の面接から内定までについて(書ける範囲で)書いていきます。
※このエントリは2013年時点の話で、その後フィリピンで別の会社に転職していますよ〜※
※2017年9月にちょいとリライト済です〜※
■面接準備
語学学校のビジネス英語の授業で、ひたすら英語での面接準備をしていた。
がしかし!
某社は日本企業のフィリピン支社、社長は日本人、技術部長も日本人、「面接は日本語です」と言われた。
しかも面接はこの一回のみらしい。
もしかしてわざわざ留学する必要なかったか…?なんて疑問が浮かびもしたが(そんなことはない、結果的には留学しといてよかった)
そもそも日本語での面接準備をしていなくてテンパった。
なぜって、
英語と日本語だと使う脳みそが違うのか、一人で面接ごっこしててもなかなか言葉が出てこない。そしてしばらく英語漬けの生活してるからか、そもそも日本語がおかしい。ヤバすぎる…
面接的なイベントは得意だったはずなのに…(´;x;`)
前職をドクターストップで退職していることも正直に話さなきゃ、でもこれで悪印象ついたら一巻の終わりだよね、みたいなプレッシャーもあり、憂鬱になる。
しかもマニラ…遠い…交通費は往復で1万円強…ぐぬぬ…
(遠いと言っても飛行機で1時間程度)
■実際の面接
マニラ初上陸!
確か午後2時頃からだったと思うんだけど、マニラに行くこと自体が初めてだったので念には念を、と思い、朝8時台の飛行機にのり、9時半頃マニラ空港について、会社付近には特にトラブルもなく11時前に到着する。
マニラ(というかマカティ)のあまりの近代っぷりに面食らう。
私が知ってるフィリピンと違う…!
セブがどんだけ田舎なのかを思い知らされた。
そりゃセブは沖縄でマニラは東京だわ。
…
会社の近くのスタバでお茶し、ランチもし、着替え(汗くさい状態で行くのがイヤだったから)、いざ面接。
社長と技術部長と、営業の人、計3名。
実際の面接で聞かれたのは、志望動機、フィリピンにどれくらいいるのか、なぜフィリピンなのか、どれくらいいるつもりなのか、F時代の仕事内容、Y時代の仕事内容、転職の理由、などなど。
で、社長から衝撃の発言が!
「実は営業職はすでに面接進んでいる人がいて…決まりそうなんだけど…ところで履歴書によるとF時代にSEやってたみたいだけど、SEとかプロマネとか…そっちには興味ない?」
えっ…
えーーー!!
SEやってたのなんてそろそろ10年くらい前の話なんですけど、それでもよかったらむしろそっちの方がいいです…!!!
ちょっと面食らったけど、願ったり叶ったり。
ただ、私がSEやってたのは本当に昔の話で、私の専門はシステム開発の方で、ヤフーではWebサービスのプロマネもやってましたけど、御社の仕事の多くを占めるインフラやサーバ、ネットワークの知識は相当怪しいですよ!
最後に触ったサーバはWin2000ですよ!
というようなこと、自分のキャリア(というか苦手方面)について念押しもしておいた。
会社としては、現場仕事はローカルがやるから、最初は慣れないことも多いだろうから彼らと一緒に行動していろいろ学んでほしいけど、いずれはプロマネ的なポジションの仕事をしてほしい、とのこと。
なるほどなぁ。それならできる気がしてきた。
ただ、予想もしてなかった展開でロクなことを言えなかったこともあり、「これは落ちたなー、大人しく日本に帰るかー」と、半分あきらめながら家路に、というかセブに戻った。
余談だけど日帰りマニラは相当疲れた。
翌日、エージェントの人から電話が来た。
ギャー!
早すぎる!!!
帰国日も迫ってるから早いほうがいいけど!!でも早いよ!!
「某社の面接、かなり好印象だったようです。」
(これはもしや内定キタコレ?)
「なんですが…実はですね…」
(えっ、こういう展開でごめんなさいとか来るのか…?)
「営業職というお話から技術職に、ということで、現場のフィリピン人のマネージャー陣と面接していただきたいというお話になりまして」
(それはもしや)
「大変恐縮ですが、もう一度マニラにお越しいただけないでしょうか」
ギャー
またマニラ…
面接よりも、「またマニラに行かなきゃいけない」という事実に落ち込む。
あまりにもショックだったのと、予想外の出費だったので「全然オッケーなんですけど交通費だけなんとかしていただけませんか?」と交渉してもらうことに。
こういう点において、自分だと若干言いづらい話もエージェント経由だとサクサク言えるから、いいなぁと思った。
さて、また面接に行くことになったんだけど、ローカルと面接ということで、もちろん英語である。
■面接対策について
面接まで1ヶ月くらい、毎日ビジネス英語の授業で面接対策をやっていたけど、内容としては、
・面接でされそうな質問を先生から投げられる
↓
・しどろもどろになりながら答える
↓
・先生からアドバイスをもらう(今の表現はいい、今のはこういう意図?だったらこういう言い方の方が伝わりやすい)
↓
・宿題でその質問のもっと良い答え方を考える
↓
・翌日の授業で同じ質問をされる
↓
・答える
↓
・次の質問
という感じ。
ガチンコ英語面接を控え、改めていろいろ復習したり、模擬面接やってもらったり、原稿をノートに清書したりした。
これまでの人生で一番真面目に英語に取り組んだと言っても過言ではないw
A5サイズのノート10ページ分くらい、いろいろ書いた。頭にスラスラ入って自分の言葉で話せるものもあれば、なかなか入らず暗記状態のものももちろんあり、自分の英語力の限界も感じた。
ジョブスのiPad発表のキーノートを何度も見てイメトレしたー。 セリフもけっこう覚えて、一人でジョブスごっこしたわー。 |
そしてまたマニラへ飛んだ。
■面接アゲイン
今回は、社長(日本人)、技術部長(日本人)、技術部のマネージャー(ローカル)2名の、計4名。
今回は英語で自己紹介、志望動機、なんでフィリピンか、どれくらいいるのか、F時代はどんな仕事をしたのか、過去の転職の理由、などなど、支社長&部長に聞かれたことと似たようなことを聞かれた。
予想外すぎてドッキリした質問とそれに対する私の答え、それを聞いた相手の印象を下に書いておく。
Q. パソコン組み立てたことある?
→あ、、、ありますが、、、ものすごく昔です、、、
「ふーん」という印象だった。
Q. 僕達に教えられる技術はある?
→例えばスマートフォンアプリのことやソーシャルメディア、これまで携わった仕事の延長線上のものは、恐らく私は皆さんより得意です。Oracle Master Silverなら取りましたが、相当昔の話なのであまり覚えていません。また、貴社の業務内容、例えばネットワークやサーバのことはちんぷんかんぷんです。最後に触ったサーバはWindows2000Serverです。
ですが、一生懸命キャッチアップします。
これも「ふーん」という印象。
この時点で、「あ、私落ちたなー」とうっすらぼんやり思った。
Q. 君はフィリピン人じゃないし、いつか日本に帰りたいと思うかもしれない。そんな君を採用する上で、どういうデメリットがあるか?
→残念ながら34歳でまだ独身なので、この先結婚して妊娠するかもしれません!!
仕事は好きだからできるかぎり続けたいけど、さすがに出産前後は仕事を休まざるをえないですね!!
「落ちるわ」と思ってたので、半分投げやりに、思ってたことを素直に答えたら、
「じゃぁ君に彼氏ができないようにしないとね」と言われた。
なんとなく、内定を確信した。
※入社後、この質問をした張本人に「あの時のあの質問けっこうドキッとしたわー」みたいな話をしたら、覚えてなかったwwwヒドいwww
そしてその翌日か翌々日に、無事内定の連絡をいただいたのでした。
エージェントに「どうせ『はい』って言うのはわかってますけど、せっかくなんで週末に考える時間ください」って言って、週末は遊び呆けてた気がする。
そして物件探し(マニラアゲイン!)→日本に一時帰国→マニラに転居→入社、に至るのでした。
ここまで、時系列にありのままの事実を(書ける範囲で)書いてみたので、レジュメどう作ったの?とかいうエントリをこの後にもう一本アップします。
■このシリーズについて
・前編:時系列で就活ログを追う
・中編:面接から内定まで
・後編:レジュメや給料などについてFAQで振り返る
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