あと、普通の感覚の方々のためにいちおう書いておくと、
「フィリピンは、9月からクリスマスシーズンです」。
本題。
ある日、管理部の女性から「ランチの時間空けといて〜」と言われて同僚とガールズランチにでも行くのかと思っていたら、
管理部のマネージャーから「クリスマスパーティ会場の試食会に行ってもらう。これはクリスマスパーティを成功させるためのとても大切な任務だ。Suniにはクリスマスパーティの司会もやってもらうから、この任務を任せることにした。おいしくないものは正直に言って欲しい。よろしく」と言われた。
えっ…
いやいやいや今日忙しいんだけど…
フィリピン人と私じゃ味覚も違うだろうし…
と言う間もなく、フィリピン人の同僚2人とタクシーで向かった先はどこかのホテル。
このホテルの最上階がパーティ会場らしいんだけど、今日は試食会ってことで奥のレストランで食べることに。
業務時間に…というのは野暮だ。ここはフィリピンだ。
クリスマスは楽しまなければいけないのだ。
なぜなら「ここはフィリピンだから」。
…
イェーイヾ(*´∀`*)ノ
会社のお金でホテルのランチ〜〜〜ヾ(*´∀`*)ノ
という訳で、まずはスープ。
日本人に合いそうな味で予想外に美味しかったんだけど、同僚2人が「これはちょっとね〜」という反応で、別のものに変えることになった。
サラダ。今思うと、葉っぱ以外の何かも乗っけて欲しい。時すでにおそし。
お寿司。寿司にマンゴーが入っているのが私としては納得行かなくて、「サーモンとかマグロとか、そういうのはダメ?」と全力で訴えたけど、予算の都合で無理らしい。
「それなら、せめてマンゴーを抜いて欲しい」と全力で訴えたけど、それも否定された。
なぜー!!!
パスタ。可も無く不可も無くってカンジだったけど、後で出てくるチキンと味が被るよね、ってことで別のに変えることにした。
ポークリブ。骨9割、肉1割ってカンジで、全員「却下」。ビーフの何かに変えることにした。
Dory…だったかな?白身魚。予想外においしかった。これは満場一致で可決。
チキンのなんとか。味はいいんだけど、骨がめんどくさい…
実際のパーティの時は、サーブしてくれる人に言えば骨は取り除いてくれると聞いて安心。
ライス。可も無く不可も無く。
デザートのチョコレートケーキ。見た目に反しておいしくなかった。
チーズケーキ。見た目に反してものすごくおいしかった。
オフィスに戻ったら同僚に囲まれて「どうだったー?」の嵐。
iPhoneで写真を一枚一枚見せるたびに「ワーオ!」とか「どんな味だったー!?」と。
クリスマスへの期待感がハンパない。
ちなみに日本人からは何も聞かれていない。
この温度差www
管理部のマネージャーは心配性なのかなんなのか、試食会の後も毎日のように「今の社長が来てから初めてのクリスマスパーティだ。シンガポールの社長も来る。絶対に成功させなければならない。食事のことで気になることがあったらなんでも言って欲しい」と聞いてくる。
すかさず「寿司にマンゴーは日本人にはありえない」って言うんだけど、「それは俺の好物だから変えられない」と言われる。
犯人はお前か…
まぁ社長は、「ローカルが喜んでくれるなら」ってスタンスの人だから、お寿司にマンゴーでも大丈夫だよね。(だよね?)
という訳で、クリスマスパーティまであと2ヶ月を切りました。
「誰も仕事をしない」と言われるフィリピンの12月、何がどうなるのか、よくも悪くも楽しみです。
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