日本でどのように報道されたのかわからないのですが、たくさんの友人からご連絡をいただき、本当にありがたく思っています。
メトロ・マニラ界隈は大きな被害もなく、いつも通りの日々を過ごしています。
いつもと違う、と思うのは、こういう光景をたくさん見るようになりました。
写真は私が住むコンドミニアムの1Fなのですが、近隣のビルやレストランでも、支援物資を募る箱、募金箱をたくさん見かけます。
日本でも、ヤフーが「寄付が2倍」になるフィリピン台風支援募金を募ったり、他にもいろいろな支援活動が行われているようですが、フィリピンにいる私から、こちらで出会った友人たちの支援活動を紹介させてください。
YOYOさんによる、台風30号被災地支援プログラム
YOYOさんのサービス「Candy」は、フィリピンの中間所得者層以下を対象としたリワードプラットフォーム。
今回の支援プログラムでは、被災地に住むユーザー向けに、プリペイド携帯電話の通信料金をお届けするというもの。
多くの人がプリペイド携帯を使っているフィリピン、
「ロード(日本で言うとEdyのチャージみたいな感じに思ってもらえれば)がなくなったら電話・SMSできない」んです。
(もちろん充電あること前提ですが)
チャージするためのカードを売っているお店も、被災して営業してなかったりカードの在庫がなかったり。
プレスリリース:YOYO Holdings フィリピン台風被災者へ携帯料金を提供 (PDF, 155KB)
ざっくり言うと、
・一口500PHPもしくは1000円から受け付け(付加価値税を差し引いた通信料金が被災者に届く)
・内容は、「被災地の人々へのロードの配布」
・お問い合せはこちら haiyan@yoyo-holdings.com
です。
YOYO創業者の深田さんによると、
「日本から日本円で支援したい」「Paypal決済で手数料を抑えたい」「簡単にオンラインから振り込みたい」というご意見を多くいただきました。少しでも皆様のお金を大切に使えるよう、準備しています。
※深田さんのFacebookウォールより抜粋
とのことで、続報を待っているところ。
YOYO創業者深田さんのこの支援プログラムへの思いは、こちらをご覧ください(深田さんのブログに飛びます)。
ADerLさんによる、支援活動
フィリピン国内でインターネット懸賞サービス「DreamGiver」を展開するADerLさん(CocoPPaで有名なUNITEDの子会社)は、サービス利用者向けに、「サービス内のポイントで寄付」という機能を提供しています。
フィリピン国内の携帯番号を持っている人向けのサービスなので、日本から利用できないとは思うのですが、こういう支援活動をやっている企業・人がいるということも知って欲しくて書きました。
マコちゃん@マニラのアイドル(休業中)たち有志が立ち上げた復興支援サイト
"Japan for the Philippines"は、台風30号「ハイヤン」により甚大な被害を受けた、フィリピンのための復興支援サイト。
運営メンバーは皆、何かしらフィリピンにゆかりのある日本人学生。
支援方法は2つ。
サイト上で販売しているステッカーを購入するか、11/29に開催されるチャリティーイベントに参加すること。
ステッカーは、フィリピンの国旗がモチーフになっているそう。
イベントの告知ページの一部を抜粋させていただきます。
「はした金じゃどうにもならない」と多くの人は思うかもしれません。
しかし、冒頭で説明したように『フィリピン人の平均月収は日本円で月30,000円程』です。
以下全て、フィリピンにおいて1,000円で買えるものです。
・米 : 10kg
・水(500cc) : 25本
・鶏肉 : 3kg
・たまご : 180個
・トイレットペーパー : 50ロール
・釘 : 350本
あなたの1,000円で、何人もの人が何日も暮らせる米と水を買えます。
あなたの1,000円で、壊れた家を直せる釘を買うことができます。
あなたの1,000円は、フィリピンで大きな価値を生みます。
他にも、公開情報じゃないので具体名は書けませんが、被災者をマニラに避難させる活動をしている企業や人、物資を送る活動をしている企業や人が、ここフィリピンにたくさんいます。
まずは、喉を乾かしている人、お腹をすかせている人たちが、少しでも早く、思いっきり綺麗な水を飲めて、おいしいご飯を食べられるよう祈っています。
ご覧いただきありがとうございます。