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2014年8月30日土曜日

【いよいよ本番】日本の女子大生がフィリピンでゴミ山の子ども達と作り上げたファッションショー



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学生団体HALLEがReady for?で支援を募ったプロジェクト
ゴミ山の子ども達にファッションショーという晴れ舞台を!

HALLE Fashion Show 〜 Glamour in Trash 〜

いよいよ本番のお話!!
おっとその前に。
前編中編ショー直前編とを読むと、よりいっそう味わい深く読めると思います!!


関係者でもないのになんだかドキドキしていたら、会場アナウンス。
「それでは日本とフィリピン両国に敬意を評して国歌を…」


厳かに流れる君が代!!!!!!


まさかフィリピンで聞くとは思わなかった!!!!!!


舞台裏のモデルたちはどんな思いで聞いてたのかな。
緊張でそれどころじゃなかったかも?

そしてお次はフィリピンの国歌。
オフィシャルなイベントでは国歌斉唱が常識のようで、みなさんこのように胸に手をあててキッチリ歌います。
日本では、サッカー代表戦くらいしか君が代を聞くタイミングがない私にとって、とても新鮮。
(君が代の歌詞知らないんだけどね!)




そしていよいよ本番スタート。
まずはフィリピン人モデルによる、廃材を使ったドレス。




そして次は七未さん!
ここにも書きましたが、七未さんはこのショーの現地コーディネーターとして裏方全般をサポートしているLOOBの小林さんと以前から繋がりがあったようで、今回のショーはそのご縁で構成や音楽の準備、当日の出演等々をかなり手厚くサポートしてくださっています。




もちろんモデルとして、女子大生たちに歩き方やポージングのレクチャーもしています。
こんなすごい人が今回の企画に携わっているなんて!!!
しかもボランティアですよ!!!

ちなみにこの写真で七未さんが来ているワンピースは、フィリピン人デザイナーが今回のショーのために無償で提供してくださったとのこと。
七未さん、そして後に続く日本人モデル全員がこのドレスを来てステージを歩きます。





前日に練習会場で会った時と比べると、笑顔もポージングもすごく自然になった気がします。
ハイヒールにも慣れたかな^^





メイクやドレスのおかげもあると思うんですけど、練習のときのしんどそうな表情と比べたら、みんな本当にかわいい。









女子大生10人が出揃ったあとに、イロイロ市長の登場!!
Jed Patrick E. Mabilogさん!! Facebookページもあるよ!
部下みたいな人が市長にカンペ渡したんだけどそれは一切見ずに、

「スモーキーマウンテンはイロイロ市の環境啓蒙活動のシンボル」
「このイベントが日比の友好の証となったら嬉しい」

というようなことを陽気にしゃべってくれました。
ほかにもいいこと言ってた気はするんですけど、写真で忙しかったのであまり覚えてない…





市長の挨拶の間に早着替えをした七未さん、艶やかに舞います。
モデルだけでなくダンサーでもある七未さん。ステキすぎる…♡♡





「ブラックコレクション」という冠の元、フィリピン人モデルが登場!!!





ご覧ください、このポージング、この表情。
素人でも、こういうことが普通にできる人が多いんです、フィリピン。
もちろん子どもも。
彼女らのこのマインドセット?ポテンシャル?はすごいと思う。









ジュースパックで作ったバッグで観客にアピール。
後ろ姿だけどかっこいい。





正面から見てももちろんキマっている。





熱いまなざしでステージを見つめる、LOOB小林さんとHALLE代表の笠井さん。





そしていよいよ、日本人モデルとキッズモデルの登場!





七未さんと作り上げたフォーメーションに沿って、ステージに上がります。
ドレスはもちろんこのショーのために作ったもの。
そして星野さんとお花の先生方が作ってくださった頭飾りと靴用のアクセサリーが彩りを添えます。





同じカラーのペアでステージを一周したあと…





日本人モデルとキッズモデルで、何やら壁に貼っていきます。




ペタペタと…








そして…





完成!!!
そして、ジュースパックで作ったバッグを抱え、ペアで舞台を歩きます。





ちなみにバッグの色は、各ペアのテーマカラーに合ったもの。









真ん中の男の子がちょっと緊張気味なのに対し、右から2番めの子は本番ステージで大爆笑。大物になる予感。みんなカワイイな〜〜〜。





HALLEのメンバーから、最後に皆さんにご挨拶。
一生懸命、英語で思いを伝えていました。





七未さんと笠井さんに花束贈呈、

そして最後に、

今回のショーのモデル全員とキッズシンガー10人のみなさんで、イロイロ市の歌を高らかに歌います。





HALLE Fashion Show ~Glamour in Trash~、これにて閉幕!!!
モデル、キッズシンガー、スタッフの皆さんで!!!





前にも書きましたが、この企画をReady for?で知った時は


「若い女子大生2人がプロジェクトを企画し、
どこか小さな会場を借りて、
子ども達とステージでちょっと歩く程度のイベントかな」


と、ゆるーいものを想像していました。


まさか関係者も含めるとこんなに大所帯になるとは思わず、しかもステージに上がるモデル全員が顔合わせたのが前日、一日でここまで仕上げたことにとにかくビックリしました。

すごく大掛かりで、盛りだくさんの楽しいショーでした。


最後に



準備や練習やらで皆さん忙しそうだったから、皆さんと深い話はしていませんが、
Ready for?のプロジェクトにこう書いてありました。

−−−
このゴミ山の人々は、廃棄されたジュースのパックを再利用してカバンなどを作っています。服飾小物を手作りする技術の下地は既にあるのです。ここからさらに、子ども達主役のショーが最初の一歩となり、 ファッションを楽しみ、ファッションを生み出していくパワーの源になってくれればと思っています。つまり、これが続く先は、まずは縫製技術を教える等、技術提供のステップ。そして人々が服を作ることができるようになれば、服を家族に作ることも、生きてゆくための仕事にすることも出来ます。
−−−


今回舞台に立った子ども達が今後、ジューパックを再利用したカバン作り、もしくは今回のショーをキッカケに服を作ることを仕事にするのかどうかはわかりません。それは彼ら/彼女らの選択だから。

ある子に話を聞いたら「フィリピン航空のキャビンアテンダントか小学校の先生になりたい。だから勉強がんばってるの」と言っていました。
それでいいと思います。

「生活のために仕方なく」ではなく、

「やりたい」「やりがいがある」「楽しい」

などと思える仕事に出会ってほしいし、このショーがキッカケでもしかしたら縫製がそういう仕事になるかもしれません。


練習から本番までを見ているあいだにモデルの人たちがどんどんキレイになっていくのを目の当たりにして、ファッションってスゴいと思ったし、今回のファッションショーが子ども達とその家族や身近な人々に「ファッションを楽しみ、ファッションを生み出していくパワーの源」になったらいいなと思います。



また、今回のショーは、LOOBの小林さん始めスタッフの皆さんと七未さんの協力なしには成し得なかったことだと思います。
すごくいいショーでした。本当にお疲れ様でした!



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