※9月15日JST22:32追記
週末の時点で全員保釈されていたのは把握済みでしたが、保釈金1000ペソにはワロタ。
保釈金1000ペソて安すぎワロタ|邦人60人逮捕 - 違法就労容疑で逮捕された日本人約60人、全員保釈。保釈金は各1千ペソ | まにら新聞ウェブ The Daily Manila Shimbun Web http://t.co/JnZFNx8zQn— Mako-chan@マニラのアイドル (@KtmS_7hvn) September 15, 2015
「通常の事件の場合、送検、起訴後に有罪判決が確定し、刑期満了後に国外退去処分となります」byマニラ新聞記者の方。学生インターンの人とかマジドンマイだなwまぁインターンでもなければこの国に来ることもない人たちだろうし、その人たちの人生からフィリピンが消えても問題ないだろうけど— Mako-chan@マニラのアイドル (@KtmS_7hvn) September 15, 2015
※追記ここまで
※9月14日JST00:32追記
以下の通り、新情報が入りましたので取り急ぎここに追記します。
@suni @ryohei_z インターンシップの制度は現法だとクロではないみたいです。あと日本人が多数拘束されてますが、JICCの業務に携わっていた人よりも貸しオフィスのような形で利用している方々がほとんどのはずです。— 三野 (@amu_kazu) September 13, 2015
つまり、今回逮捕された人というのは
・JICCの経営陣
・JICCの社員
・JICCのインターン
・JICCを、貸しオフィスのような形で利用している人たち
ってことなのかしら。。。
4つ目の人はとばっちりもいいところ…
JICCにインターン60人って現実的にどうなんだろうって思ったんですよね〜。
※追記ここまで
※9月13日JST21:35追記
以下の通りだそうで、「JICC手法のインターンが白」かどうかはまだ不明です。
いや厳密にはまだ白かはわからない。インターン以外も一旦釈放されてるので。こっから裁判がスタートしてから答えがでる。 https://t.co/BsyZPJ4fTT— りょうへい 【セブ島のweb屋】 (@ryohei_z) September 13, 2015
※追記ここまで※元の本文はここから
JICCに強制捜査が入ったそうで…
知り合いが多く働いている(た)会社なので気になります…
中の人と直接会話していないのでニュースでしか情報を追えていませんが、不可解なこともいくつかあるのでこの件についてちょっとおさらいしたいと思います。
なにが起きたのか
セブはIT Park, TGU Towerの5Fにオフィスを構えるJICC(Japan Intertrade Call Center Corp)という日系企業に、NBI(フィリピン国家捜査局)による強制捜査が入り、約60人が逮捕された。
理由は、「日本人が、正当な労働ビザなしに働いているから」。
※JICCは、日本向けのコールセンターや、中古車売買の仲介などを行っている会社です。
日本向けのコールセンターって何?って感じの人もいるかと思いますが、テレアポ取りとか(営業行くのは日本の別部隊)。
それにしても60人ってすごいですよね。ていうか「その時点でいなかった40人」も含めると100人ってことにもビックリです。ホントに100人いたのか、「すでに日本に帰った人」も含めての100人なのかはわかりませんが…
個人的には「あのオフィスに100人も日本人いたっけ…?」という気がしてなりません。
フィリピン国家捜査局の言い分
JICCの日本人は移民局発行の「暫定労働許可証」を持っているが、「provisional working permits(暫定的な労働許可証)」を得るにはDOLE(労働局)発行の「Alien Employment Permit(AEPと言われるもの。外国人雇用許可証)」が必要で、彼らはそれを持っていない。だから逮捕する。
Suni注:
暫定的な労働許可証についてはここをどうぞ。
PROVISIONAL WORK PERMIT - BI
Special Work Permitなら知っていましたが、PWPは初めて知りました。
JICCのCOO/CFOの言い分
SunStarのサイトにインタビューが掲載されています。それによると、
私たちはフィリピンの法律にのっとった合法的な文書がある。この件は、過去に刑事事件を起こして退職した元従業員2名による悪意のある申し立てによるものだ。これらが虚偽であることが逆に証明されるでしょう。
JICCの顧問弁護士の言い分
これも同じく、SunStarから抜粋。
当該日本人は、6ヶ月のOJTで来ている。彼らはDOLE(労働局)による労働許可は不要だ。
私が留学していた当時ですけど、確か「現地企業で働きながら英語を学ぶ」的なプログラムがあって(その分、学費が安くなるとか無料になるとか…だったような)、私が通ってた頃もそういう生徒が何人かいました。彼らのことを「インターン」と呼んでいました。
どういう契約書を交わしているのかはわかりませんが、OJTというよりは「学費を抑えたい人が、現地で無料で働きながら無料で英語を勉強」しているだけなんじゃないかと。
それを書類上うまく見せてるのかもね。インターンの契約も日本の関連会社と交わしているのかも。
そういう感じの人が60人もいるとしたら、それはそれですごいな…そんなに仕事があるのか…
9割はインターンで、残りは社員なんだろうけどね。
で、誰が正しいの?
NBIの言い分だとNBIが正しいし、JICC&顧問弁護士は「自分たちは大丈夫」と言ってるんで、話は平行線ですよねぇ。NBIがつかんだ「クロ」は果たして何を指しているのかしら。
顧問弁護士が「彼らは6ヶ月のOJTで…」と言っているので、クロ=インターン?と思った人も多いんじゃないかと思います。
【続報あり】セブ島で日本人が60名逮捕される【違法労働の疑いでJICCが強制捜査されました】 http://t.co/Aob7i91aer— マナブ@セブ島 (@manabubannai) September 13, 2015
ただ、このエントリによると、
JICCのインターンプログラムには問題がないという見解が証明できたため、インターン生は全員解放された
※9月13日JST21:35追記
以下の通りだそうで、「JICC手法のインターンが白」かどうかはまだ不明です。
いや厳密にはまだ白かはわからない。インターン以外も一旦釈放されてるので。こっから裁判がスタートしてから答えがでる。 https://t.co/BsyZPJ4fTT— りょうへい 【セブ島のweb屋】 (@ryohei_z) September 13, 2015
※追記ここまで
私が中の人をあれこれ探るのはちょっと申し訳ないんで、Phil Potalさんのがんばりに期待です。
で。
昨夜の時点でこう書きましたが、
しっかしアレだな、もしJICC手法がオフィシャルにアウトになってしまったらインターンにあれこれ仕事させている系は全部ダメになるから、ひょっとするとセブ留学の学費アップ(日本人スタッフの労働ビザ代)の可能性もあるんじゃ。だとしたらそれが正規料金なんだろうな…(遠い目)— Suni@フィリピン/現地採用 (@suni) September 12, 2015
まだ白か黒かわかりません!
それにしても「退職者による告発」って…
・不当逮捕っぽい?「オンライン英会話学校装い売春あっせんをしていた疑いで日本人3人含む7人逮捕」
この時も、退職者の告発によってガサ入れが入り…云々かんぬん…という感じでした。
結局逮捕された人全員が開放され、数週間後には元通り営業ができるようになったそうです。お金を積んだと言う人もいますが、実際のところはわかりません。
恨みを買うとこういうことになるんですね〜。
フィリピン、割とよくあるらしいです。
クビにした社員から命を狙われるなんてこともザラだとか。
マジで怖いです。
フィリピンで起業を考えている人はそのリスクについてもよーーーーく考えておいた方がいいですよ。
まとめ
お世話になった語学学校の系列会社ということもあって学校運営に支障がでなければいいなと思っています。
あと、津島さんがこの難局をどう乗り越えるのかも楽しみです。
(ご本人は相当大変でしょうが…)
この難局をスムーズに乗り切れば、ある意味「ウチは労働許可しっかり出して働いてもらっているんです」という絶好のアピールにもなるしね。
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