フィリピンのメトロ・マニラでバイクタクシー「Angkas」というサービスが始まったのは今年の4月か5月。
5月にはさっそく試してみたりもしましたが(そのときの話はこちらをクリック)
最近、セブでもサービス開始したみたいですね。
調子いいのかな〜とAngkasのTwitterを見てみたら、予想外のネタが。
Official statement of Angkas: pic.twitter.com/rhqEM0fT9f— Angkas PH (@angkas) 30 July 2017
Angkasドライバーによる事故とその対応に関する声明を出していて、
「ちゃんとこういう声明を出すあたり、キッチリしているなぁ」と勝手に解釈したんですが、
調べてみたら全然違う報道内容が見つかりまして…
まずは7月30日に投稿された声明を要約すると:
・運転手Zammyは、前の車の急停止の影響で自分も急停止→転倒
・この結果、後ろから来たLouieが運転するToyotaのFourtunerの前輪(左)が乗客Alejandroにぶつかった
・担当者が即現地に出向き、運転手と乗客を病院に連れていき、乗客のために輸血のドナーを探し、金銭的支援を双方に提供
・彼らが、Angkasが乗客と運転手のために提供する保険を請求するのを助けた
・運転手は小さな擦り傷と打撲で済んだ
・乗客の様子は引き続き見守り、注意を払い続ける
これだけ読むと、「Angkasいい仕事してるね😊」って思っちゃったんですが、
7月28日に報じられた、GMAという現地テレビのニュースとそれを報じたネットニュースによると、、、、
闇深い、、、、
(画像クリックでソース記事に飛べます)
(ソース側に事故の様子がわかる映像もあります)
(タガログ語はわからなくても見てるとしばらくしたら事故映像になります)
・パートタイムモデルのAlejandroは7月15日の雨の日の夜、Angkasで家に帰る道中、前の車が急停止したことによってバイクも急停止→高速道路上でスリップ→転倒
・道路に頭を打ち付けたあと、後続車のSUVにも轢かれた
・SUVはドライブレコーダーで全部記録していた
・この転倒とSUVによる一撃により、頭部に深刻な傷をうけ、昏睡状態にある
・治療費が100万ペソ以上(200万円以上)、SUVの運転手が一部の費用を負担するも、Angkas側は被害者家族を支援することを拒否。
・Traffic InvestigatorがAngkas側に説明を求めたところ、ManagerのRalpが7月18日付けの書簡で「運転手ZammyはAngkasにオーソライズされたドライバーではあるが直接の社員ではないため、Angkasが乗客を助ける義務はない」と解答している
・被害者の家族は、未だ深刻な状況にある被害者がなんらかの支援を受けられるよう、この問題を警察とLTFRBに報告した。
うはー、Angkasが言ってることと全然違うじゃん!
いや、あと付けでいろいろやってあとづけで声明出してるのかも?
とゆー訳でここからは勝手な想像ですが、時系列から想像するに、
・7月15日に事故発生
・その後のAngkasの対応がよろしくなかった(対応が雑だった、あるいは金額がめっちゃ小さかったとか)
・被害者家族が警察とLTFRBにチクる
・たぶんメディアにもタレコミ
・7月28日にテレビとネットでニュースが報じられる
・それと前後して警察とLTFRBがAngkasに「これどーなってんの?」と一撃
・7月30日にAngkas側が慌てて声明を発表
なんて感じなんじゃないかと。
声明へのリプライでこんなメッセージも書かれてるし、
(要約:先月の事故の保険金の件、その後何かアップデートありますか?)
大丈夫かしらこの会社…
Hi, i was also involved in an accident last month. Do you have any updates rgarding the reimbursement from the insurance? thanks— elysian (@fiewOn1525) 30 July 2017
渋滞がヒドい地域ではバイクタクシーってマジで救世主なんだけど(ジャカルタで痛感した)、こういうニュース見ると、少なくともAngkasには乗りたくないな、って思っちゃいますね。
まぁそもそも妊娠してるんでもうバイクタクシーには乗りませんが。
あと高校生のときに原付きの免許が欲しいと親に言ったら、
「車の免許は18歳になったら取っていいけど、バイクは絶対にダメ。同じ衝撃の事故でも車とバイクだと人体へのダメージが全然違う。」と言われたのも思い出しました。
確かに、Zammyが運転するバイクも、バイクじゃなくて車だったらここまでの被害にはならなかったよなぁ。
フィリピンではUberやGrabでも少なからず事故はあったと思いますが、ここまで大きな問題にならなかったのは、どちらも外資ですでにほかの国で実績もあり、カスタマーサポートとしての「事故対応マニュアル 」がすでにキッチリ用意されていたんじゃないかな、と思ったりもします。
あと、話はちょいとそれるけど、フィリピン(たぶんほかの東南アジア新興国も)って保険めっちゃ安いのね。
昔乗った長距離バスは、バス料金と同時に保険料を徴収していましたが、死亡時の保険金が2万ペソ(約5万円)でした 。・゚・(ノД`)・゚・。— ano_ano (@ano_ano_ano) 31 July 2017
家で見直したら、一桁ズレてた。70,000ペソでしたw フィリピンは病院もいい加減なんで、事故ると死亡率は上がるんだよね。会社のガードが事故って、翌日に同僚が御見舞に行った時は元気だし会話もできてたらしい。でも、その翌日に亡くなってさ。日本の病院やったら、助かってた可能性が高い pic.twitter.com/cjK45KDcR0
— george (@monkey_d_george) 31 July 2017
いやー、事故には気をつけなきゃだし巻き込まれたくないよね。
トラブル対応は初動が大事だなぁと痛感した、人の振り見て我が振り直せ案件でした。
宮崎 康二 日本経済新聞出版社 2015-07-23
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